一般治療について

一般不妊治療Q&A回答一覧


Q1

基礎体温表から排卵日がわかりにくいのですが、LHチェックなどで分かるのでしょうか?また、周期によって排卵日がバラバラでも異常はないのですか?

A1

基礎体温で排卵日がわかりづらい時には、特にLH測定、超音波断層装置による卵胞径や子宮内膜の厚さの測定、子宮頸管粘液検査を行うことで推測が可能です。周期がバラバラでも25〜35日型の周期であれば問題ありません。周期があまりにも長くなる場合には排卵時期の予測が難しくなります。


Q2

基礎体温が高温期に36.8℃以上にならなかったり、逆に低温期に36.5℃以上になります。それは異常なのでしょうか?

A2

平熱にも多少の個人差があります。一般的には、基礎体温での排卵の有無は低温期と高温期で0.3℃以上の温度差があれば良いといわれています。


Q3

子宮に奇形があるといわれたのですが、それでも赤ちゃんを抱くことはできるのでしょうか?

A3

子宮奇形の状態によっては流産率が高いなどの報告がありますが、可能です。


Q4

子供の性別を産み分けるということはできるのでしょうか?

A4

男女の産み分けについては、様々な方法が試みられてきましたが、いずれも確実な方法ではありません。また、着床前に受精卵(胚)の段階で胚の一部を取り出し、性別を調べてから胚を子宮に戻すという方法もありますが、日本においては重篤な遺伝性疾患がある方で、かつ倫理委員会の審議で認められた方しかこの方法は認められていません。


Q5

不妊治療で卵巣癌が増えるということを聞いたことがあるのですが、本当ですか?

A5

そういう意見もありますが、はっきりとした因果関係は不明です。


Q6

夫婦どちらも健康でこれといって問題が無いにもかかわらず不妊というのは、精神的なものの影響が大きいのでしょうか? また、やはり私個人として年齢的なこと( 現在35歳 )で、もしかしたら・・・と不安ばかりが先行して、以前と異なり子供を作るためのセックスでしかない状態になってしまっています。

A6

不妊原因が全く無いというのではなく、現在の医療のレベルでは把握できないだけで実際には原因は存在すると思います。例えば、卵管采からの卵子のPick up、精子と卵子の受精、受精卵の細胞分裂、着床については通常の検査では解明できません。また、セックスに関しては、治療を開始してから子作りだけのセックスになってしまって、というお話はよくうかがいます。排卵の時期だけのセックスよりも定期的にセックスがあった方が妊娠しやすいという報告もありますし、妊娠のためだけを考えたセックスでは、夫、妻とも意欲が減退するのも無理はありません。子どもがなかなかできないという状態に、精神的なことが関係しているのかどうかははっきりしないところが多いですが、少なくともセックスに関しては、環境( 温泉、ホテルなど )を変えてみる事も良いと思います。


Q7

精神的ストレスが妊娠を妨げるということがあるのでしょうか?

A7

科学的な根拠はありませんが、多少あると思います。治療の有無にかかわらず、ストレスが強すぎると女性では月経不順、男性ではEDなどになることがあります。ストレスそのものは完全に無くすことはできませんが、健康面から考えてもストレスがたまっていると感じたらリラックスを心がけたり、自分の好きなことをして時間を過ごしたりするなどなさると良いでしょう。カウンセリングが有効なこともあります。


Q8

妊娠をしやすくする生活(食べ物など)はあるのでしょうか?
また、絶対に避けた方がいい生活習慣(タバコなど)はあるのでしょうか?

A8

何を食べたからといって妊娠しやすくなることはなく、特に偏った食べ方さえしなければ、自分の好きなものを食べていただいて構いません。ただし、タバコに関しては、男女どちらが吸っていても妊娠には悪影響であるという、はっきりとしたデータがあります。特に男性の場合、精子の頭部にあるDNAが傷つけられ、精液検査の数値上は問題がなくても妊娠しづらくなってしまうことがあります。男性不妊とはっきりしている場合でも、見た目の変化はなくとも禁煙することで精子そのものの状態が改善する可能性があります。急に止めることは難しいと思いますが、治療周期だけでも禁煙なさったほうがいいと思います。


Q9

男性不妊症患者の場合、染色体異常はどのくらいの頻度ですか?

A9

男性不妊症患者では一般男性と比較すると染色体異常の発生頻度は10倍から20倍高いとされ、無精子症患者においては8-15%の頻度で染色体異常が認められています。